悲しみの中では思うように気持ちの整理がつかず、遺品整理をすることに戸惑ってしまうこともあるでしょう。それでも、葬儀や法要などを経て少しずつ故人の遺品整理を始めなければ、と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、どういった時期に「遺品整理」をしたら良いのか、そして故人の住まいが「持ち家だった場合」の遺品整理のタイミングについてまとめています。
持ち家のときの遺品整理の時期やタイミングについて
以下は、「持ち家」のときの遺品整理の時期やタイミングについてご紹介します。
自分のタイミングで遺品整理をする
故人が住んでいた住まいが「持ち家」で合った場合は、必ずしも「この日までに遺品整理を終わらせる」、「何日経過してから遺品整理をする」といった決まりはありません。
気持ちの整理がつかないままで、その想いに反して遺品整理をしてしまうと、効率が悪くなったり、正しい判断ができなかったり、あとから後悔をしたりと、遺族はもちろん故人に対しても良くありません。
そのため、気持ちの整理がつかないときや悲しみが癒えていないときに、無理やり遺品を整理することは避けたほうがいいでしょう。時間的に余裕がある持ち家の場合は、気持ちの整理がついてから「自分のタイミングで遺品整理をする」のも一つです。
法要に合わせて遺品整理をする
持ち家の場合は、四十九日や一周忌、三回忌、七回忌などの「法要に合わせて遺品整理をする」ことが多いようです。
気持ちの整理がつかなくていつ遺品整理を始めたらいいかと悩んでいる方は、遺族が一同に集まる四十九日を区切りに遺品整理を行うのも良いでしょう。
尚、形見分けをするときには、故人が信仰していた宗教によって遺品整理の時期を決めるようになります。たとえば、故人が仏教を信仰していた場合は四十九日に形見分けをするので、それ以前に遺品整理をはじめるようになるでしょう。
時間に制限がないときは、一度にすべての遺品を整理する必要もないので、四十九日からはじめて一周忌、三回忌、七回忌・・・と、少しずつ遺品整理をすることもできます。
一段落ついてから遺品整理をする
遺品整理をするまえには、先にやっておかなければならない手続きが色々とあります。
たとえば、親族間の遺産相続手続きや保険関連の手続き、公共料金の手続き、所得税関連の手続き、住宅の売却など、優先して行う必要がある手続きが山ほどあるのです。
各手続きには期限が定められていることもあるため、まずはこれらの手続きを完了させることが第一優先です。やらなければならないことに優先順位をつけて、一つずつ計画通りにクリアしていきましょう。
そして、計画した事項がすべて完了して「一段落ついてから遺品整理をする」と決めておきます。そうすれば、落ち着いて遺品を整理することができますし、やるべき優先順位をノートにメモをしておくことで冷静に事を進めることができるでしょう。
まとめ
今回は、故人の住まいが持ち家だった場合の「遺品整理の時期やタイミング」についてご紹介しました。もちろんこの時期がすべてというわけではありませんが、中にはこういった時期を参考に遺品整理をするといったことも可能です。
一番良くないのは「無理に遺品整理をする」ということです。無理に進めることで精神的なストレスにもなりますし、遺品整理を終えたあとで後悔するといったことにもなりかねないからです。状況によっては遺品整理をしなければならない、といった状況に追い込まれることもあるでしょう。そういったときでも、できるだけ冷静を保つために遺品整理でやらなければいけないことを、メモにまとめるといったことが非常に効果的です。
そして、もしも今「遺品整理をする時期」について悩んでいるといったときには、今回の内容を参考にしてみてください。