はじめて自分で遺品整理を行うときに知っておきたい方法やポイントについて
はじめて自分で遺品整理をしようと決めたときに、失敗やトラブルなく遺品整理を進めるために抑えておきたい「方法」や「ポイント」について以下でご紹介します。
遺品整理をするときには事前に遺産相続の手続きをすることで、相続人同士のトラブルといった問題を未然に防ぐ効果があるので覚えておきましょう。
目次
ポイント(1)遺品整理を一気に終わらせようと無理をしない
一人で遺品整理をするときに「大切なものを誤って処分してしまった」といった失敗がよくあります。このような失敗が起こりやすい原因に「遺品整理を一気に終わらせようと無理をした」ことが関係しているようです。
はじめて遺品整理をするとどこから手をつけていいか戸惑い、大量の遺品に悪戦苦闘することもあるでしょう。そこで、重要になるのが「遺品整理を一気に終わらせようと無理をしない」ということです。
住宅の広さや遺品の数によっては、遺品整理業者でも作業に丸一日を費やすこともあるため、一般の方であればさらにそれ以上の時間を必要とすることを覚えておきましょう。
ポイント(2)手順や計画をノートに書いておく
遺品整理を自分でするときには、「何からはじめて」、「どのように進めていくか」といった
計画を明確にする必要があり、そこでポイントになるのが「手順や計画をメモやノートに書いておく」ということなのです。
ノートに書いておく内容は、主に作業をはじめる場所や整理にかかる所要時間の予想、遺品整理を完了させる期限、レンタカーの必要性(必要であれば台数やレンタル料金など)、仕分けしたものの行き先や処分方法などです。
ノートに書いた手順や計画をもとに整理を進めると、時間や労力を有効に使えますし、なおかつ必要なものや不用品の区別を正確に行うことができて、誤って大切なものを捨ててしまうリスクを軽減させることができるはずです。
ポイント(3)遺品整理は予定通りに淡々と行う
自分で故人の遺品を整理したいという方は、業者に依頼することなく自分で最初から最後まで整理しようと決めている方も多いのではないでしょうか。悲しみのなか遺品整理を進めることは非常に辛いことですが、それでも予定通りに作業を進めていかないと場合によっては数か月、またはそれ以上の月日がかかってしまうこともあります。
遺品整理において、無理をするのは禁物です。しかし、それでも自分で遺品整理をやろうというときには、でいるだけ「予定通りに淡々と行う」ことがポイントの一つだといえるでしょう。
遺品整理の手順や計画をノートに書いておくと計画が一目で分かりますし、辛いなかでもノートの内容に忠実に遺品整理を進めていくことができるでしょう。あらかじめノートに遺品整理に充てられる制限を決めておくことができれば、効率よく作業を進めることができるでしょう。
ポイント(4)部分的に業者を活用する
遺品の整理や片付け、そして掃除に関しては自分でするとして、その他の大型家具や電化製品の移動や不用品の買取や回収、さらにはゴミの片付けに関しては「部分的に業者に依頼する」といった方法があります。
大きくて重たいものは運び出すだけでも重労働ですし、何をどこに持っていけば良いのか分からないといったこともあるでしょう。そのため、このような作業に限っては業者に依頼するようにすれば、自分で遺品整理をしても片づけや仕分けをスムーズに進めることができるでしょう。
まとめ
遺品整理を自分で行うということは、自分のペースで作業を進めることもできますし、遺品整理にかかる費用を抑えることができます。もしその中で、自分ではできないことが発生すれば、部分的な作業だけは専門の業者に依頼してサポートしてもらうといったこともおすすめです。
故人を失くされて悲しみの中にいるときに無理に遺品整理をすることは避けたいですが、自分でできることは自分でやって、サポートが必要なときには業者を活用するなど、臨機応変に無理なく遺品整理を進めていくことがとても大切なことなのではないでしょうか。