核家族化や高齢化、そして女性の社会進出が増加したことを背景に「ハウスクリーニング」の需要が高まっています。
ハウスクリーニング業者は住宅や部屋をキレイにお掃除するだけでなく、さまざまなサービスを提供していることでよく注目を集めます。
そして今回取り上げるのが、ハウスクリーニングサービスの一つでもある「遺品整理サービス」です。遺品整理業者ではなく、あえてハウスクリーニング業者に遺品整理サービスを依頼するメリットやデメリットなどについて以下では見ていきましょう。
目次
ハウスクリーニングの一つである遺品整理について
住宅や部屋をキレイにするのと同時に、故人が残した遺品整理も行うサービスを展開しているハウスクリーニング業者があります。以下では、ハウスクリーニングの基本やハウスクリーニング業者が行う遺品整理サービスの特徴、そしてハウスクリーニング業者に依頼をするメリットやデメリットなどについてまとめています。
ハウスクリーニングとは？
「ハウスクリーニング」は、住宅や部屋の掃除をはじめ、家事代行サービスやペットの世話、庭の水やり、買い物代行、ベビーシッターなど、さまざまなサービスを提供している業態です。幅広いサービスを展開するハウスクリーニング業者のなかには、ハウスクリーニングサービスのほか、「遺品整理サービス」を取扱っていることがあります。
ハウスクリーニング業者が行う遺品整理の特徴とは？
ハウスクリーニング業者のなかには、サービスの一環として「遺品整理」を取扱っている業者があります。
ハウスクリーニング業者が行う遺品整理サービスは、故人が残した遺品を残しておきたいものや不要なものとして細かく振り分けて、それらの片付け作業を行います。
一般的な遺品整理業者と異なるのが、通常であれば遺品整理が完了したあとには簡単な清掃をして作業が完了になるところを、ハウスクリーニングを専門にしている業者にサービスの依頼をすることで、遺品整理が完了したあとは家や部屋の中をとことんキレイに清掃してもらえるということです。
ハウスクリーニング業者に依頼するメリット・デメリット
ハウスクリーニング業者に遺品整理を依頼することのメリットやデメリットについていくつかご紹介します。
メリット：費用が割安になることがある
遺品整理とハウスクリーニングを同時に行うことで、それぞれの作業を別々の業者に依頼するよりも「費用が割安になる」ことがあります。
遠方にお住まいの方にとっては遺品整理とハウスクリーニングを同じ日にしたほうが、立会いの回数が一回で済むため交通費などの節約にもつながります。
メリット：遺品整理後に売却をする場合に有利
遺品が多く残っているうえに、汚れがひどくゴミが散らかっているままだと、それだけで印象が悪くなり住宅やマンションの売却価格が下がってしまう可能性があります。
高額売却にするためには遺品整理をしたあとにハウスクリーニングを利用して、家や部屋を隅々までキレイにしておくと「売却に有利に働く」可能性が高くなります。
デメリット：遺品整理を専門にしている業者ではない
遺品整理をサービスの一環として取扱っているハウスクリーニング業者では、必ずしも経験が豊富で、遺品整理の専門的な知識を有しているとは限りません。
そのため、家事代行サービスに似たサービスとして、ただ単に要るものと要らないものを仕分けているだけという業者もあるかもしれません。遺品の捜索を行うノウハウや、不用品の処分方法に関する幅広い知識を求めるのであれば、遺品整理を専門にしている「遺品整理業者」に依頼をしたほうがより高い効果を得られるでしょう。
まとめ
遺品整理とハウスクリーニングをハウスクリーニング業者に依頼するにせよ、別々の業者にそれぞれ依頼するにせよ、作業日を同日にすることで効率良く作業を進めることができそうです。遺品整理をしながら家や部屋のなかをキレイにしたいという方は、ハウスクリーニング業者の遺品整理サービスの利用を検討してみるのもおすすめです。