遺品整理BIZ

処分する遺品の「仕分け」や「処分方法の種類により異なる処分方法」に関して

遺品整理を仕分け遺品のうち、なかには家に保管することなく「処分品」として分類することがあります。

遺品整理を効率よく進めるためには、処分する遺品をしっかりと「仕分ける」ことか始まり、その仕分けた種類ごとに「正しい処分方法」を取ることが大切であるといえます。

以下では、処分する遺品の「仕分け方法」と、種類ごとに仕分けた処分品の「処分方法」について知ったおきたいことをいくつかご紹介します。

 

処分品は種類ごとに仕分けておく

故人が残した遺品をすべて保管しておくことは難しいため、遺品整理をして必要なものと必要でないものを仕分ける必要があります。

必要でないと判断したものは不用品として処分することになりますが、不用品はどれも簡単に処分できるわけでなく種類によってそれぞれ処分方法が異なります。

処分品の仕分けが完了したあとに処分をするときには、「種類ごとに仕分けをしておく」ようにしましょう。処分品は種類ごとに大きく分けて「①可燃物」、「②不燃物」、「③特殊な物」、「④粗大物」、「⑤リサイクル品」と仕分けることができます。

あらかじめ処分する遺品をきちんと種類別に仕分けておくことで、それぞれに適した処分方法を選ぶことができます。

 

 

処分品の種類により異なる処分方法

処分品を種類ごとに仕分けたあとは実際に処分する方法について抑えておきましょう。

遺品整理を遺品整理業者に依頼したときや、遺品整理や処分をすべて自分自身で行うといった場合には処分方法が若干異なってくるため注意が必要です。

処分品の種類ごとに分けた処分方法については以下を参照ください。

 

可燃物(燃えるもの)

衣類・紙くず・プラスチック製品・食品・CD・ビデオテープ・皮革類など

 

【可燃物を自分で処分する場合】

故人が暮らしていた市区町村の分別や予定に沿って、ごみ収集に可燃物を出します。

 

【可燃物を業者に依頼して処分してもらう場合】

業者が契約をしている廃棄物処分場へ可燃物を運び処分されます。

 

不燃物(燃えないもの)

鍋・フライパン・ガラス・陶磁器・金属類など

 

【不燃物を自分で処分する場合】

故人が暮らしていた市区町村の分別や予定に沿って、ごみ収集に不燃物を出します。

 

【不燃物を業者に依頼して処分してもらう場合】

業者が契約をしている廃棄物処分場へ不燃物を運び処分されます。

 

特殊な物

仏壇・神棚・スプレー缶・ライター・消臭剤・消火器、灯油、ガスボンベ、医療用品など

 

【特殊な物を自分で処分する場合】

スプレー缶・ライター・ガスボンベなどは、中身を全て抜き取ったあとで「資源ごみ」に出します。自治体によっては容器を開けないと回収してもらえないこともあるため、事前に確認が必要です。

仏壇や神棚、消火器、医療用品などの特殊な物の処分は、専門で処分を行っている業者に依頼することができます。

 

【特殊な物を業者に依頼して処分してもらう場合】

業者が契約をしている専門で処分を行う業者へ特殊な物を運び処分されます。

 

粗大物

たんす・机・マットレス・ふとん・自転車・ソファーなど

 

【粗大物を自分で処分する場合】

故人が暮らしていた市区町村の分別や予定に沿って、ごみ収集に粗大物を出します。各市区町村によっては収集していないサイズの粗大物もあるため、事前によく確認しておきましょう。

 

【粗大物を業者に依頼して処分してもらう場合】

業者が契約をしている廃棄物処分場へ粗大物を運び処分されます。

 

家電リサイクル対象物や使用済小型家電

テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機・パソコン・携帯・デジタルカメラ・リモコン・ゲーム機器・電気かみそりなど

 

【リサイクル品を自分で処分する場合】

家電リサイクルに含まれる4品目(テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機)は、故人が暮らしていた市区町村が指定するリサイクル工場へ運びます。

使用済小型家電は、市区町村により設置された回収ボックスに入れて回収・リサイクルに回されます。使用済小型家電の品数は各市区町村によって異なるため、事前に確認しておきましょう。

 

【リサイクル品を業者に依頼して処分してもらう場合】

家電リサイクルに含まれる4品目は、故人が暮らしていた市区町村が指定するリサイクル工場へ運びます。

その他のリサイクル品に関しては、業者が契約をしているリサイクルショップや廃棄物処分場に運ばれます。

 

《注意!》

遺品の処分方法は各市区町村により規定が異なるため、上記の内容と異なることがあります。詳しくは故人がお住まいだった市区町村にお問い合わせいただくか、遺品整理業者や不用品回収業者などに詳細をお問い合わせください。

 

 


まとめ

遺品整理をすべて自分たちで行うときでも、遺品整理業者や不用品回収業者に依頼するときでも「処分品を種類ごとに仕分けること」や「処分方法を抑えること」はとても重要なポイントになります。

今回の内容はすべて場所で共通しているとは限らないため、詳しくは故人が暮らしていた各地方自治体に処分方法などに関してよくご確認ください。