遺品整理を業者に依頼したことで「故人に対して申し訳なく感じる」、「業者に依頼したことを後悔する」といった残念な思いを感じることはできるだけ避けたいものです。
そこで大事になるのが「失敗しない遺品整理業者の選び方を知る」ことです。遺品整理業者選びに失敗しなければ、マイナスな感情に囚われることもないからです。
それでは早速、業者選びをするうえで大切になりそうな遺品整理業者の選び方のポイントをいくつかご紹介します。
心遣いを感じる接客対応であるかを判断する
遺品整理業者に見積もり依頼をするまえに、まずは「電話」や「メール」にて各業者に問合せをしてみましょう。
問合せをした内容に対して、分かりやすく丁寧な回答であること、そして何よりも遺族に対しての「心遣いを感じる」接客対応であるかを判断できれば失敗しない業者選びに役立てることができます。
いろいろな質問を投げかけてみる
業者への問合せをしているときに「いろいろな質問を投げかける」ことで、業者のようすを伺うことができます。
チェックしておきたポイントとしては、「どのような問合せにも素早い回答ができるか」ということです。遺品整理に関する経験が豊富な業者であればあるほど、どのような問合せにも瞬時に対応できますし、さまざまな例を参考に分かりやすく説明をしてくれるでしょう。そして、業者に電話問合せするまえには、あらかじめ聞きたいことをメモしておくと聞き忘れを防ぐことができます。
トータルサービスに対応している業者か否か
遺品整理に限らず、家や部屋の掃除、不用品回収、供養、特殊清掃、リフォームなどが必要なときには、利用を検討している業者が「トータルサービスに対応しているか否か」ということも業者選びのポイントに加えることができます。
ここでいうトータルサービスとは、希望しているサービスを一括で対応しているという意味です。それぞれの作業を各業者に別々に依頼することもできますが、費用が割高になったり、余計な手間がかかってしまったりということがあります。
そのため、問合せや見積もりを依頼するときには、検討している作業のすべてが一度で対応可能であるかを確認して業者選びの判断基準にするのも一つです。
打ち合わせ時間が十分あると安心
遺品整理を業者に依頼して、作業当日に立ち会いができるかは分かりません。立ち会いなしの依頼に対応している業者もありますが、やはり不在中に遺品整理することはどうしても不安が伴います。
このような不安を解消するためには、業者の担当者や当日作業を行っているスタッフと「十分な打ち合わせ時間」をもって、全員が状況を共通認識したうえで作業を進めるのが一番です。
打ち合わせ時間を十分確保していれば残しておきたい遺品を正確に伝えられますし、安心感にもつながります。そのため、問合せをする時点で「打ち合わせ時間がしっかりとれる」業者であるかどうかをよく確認しておきましょう。
見積書や料金は複数の会社で比較する
たくさんの遺品整理業者のなかから複数社に絞りだすまでは、①~④までが重要な判断ポイントです。判断ポイントをもとに3~4社ほどの業者にさらに絞り、次の段階に進みます。数社ほどの業者に絞り込んだあとは、実際に見積作成の依頼をします。見積書の内容は業者選びをするうえで非常に参考になることばかりです。
そのため、見積書に書かれてある料金が何に使われているか不明であったり、曖昧な書き方をしていたりする業者は非常に不安ですし、どの業者よりも明らかに低額で「激安」を宣伝している業者はあまり信用度が高いとはいえないでしょう。
遺品整理サービスに関しては、料金が高過ぎず安過ぎないといったことも大事な判断基準の一つです。そのため、どの作業にどのぐらいの費用がかかって、どのように作業を進めていくのかといったことが、だれが見ても分かりやすく書かれた見積書はより安心感を持てるといえるのです。
まとめ
悔いの残らない遺品整理を実現するために、ここまでご紹介した①~⑤のポイントをぜひ参考にしてみてください。今回ご紹介したポイントのほかにも、見積書の内容で分からない点があれば担当者に詳しい内容を確認して、担当者の対応の良し悪しもよくチェックしましょう。もしも見積書の内容に関して口頭で交わした約束がある場合にも、口頭だけでなく必ず見積書にその約束事を記載してもらうようにしましょう。