遺品整理を業者に依頼するときには業者側で必要な道具は準備してくれます。それでも、自分たちだけで遺品整理をするときには、遺品整理をスムーズにより効率よく作業するために「適した服装」で万全の態勢を整えておくようにしましょう。
汚れても構わない洋服
遺品整理をするときには遺品に汚れが付着していることもあれば、住まい自体が不衛生なことがあります。また、家具や電化製品などを運ぶときにも汚れがついてしまって、洋服が汚れる可能性もあります。そのため、自分たちで遺品整理を行うときには、「汚れても構わない洋服」や「作業着」を着用しておくと安心です。
また、夏場は気温が高いなかで遺品の整理や仕分け、運搬を行うこともあるため、汗をかいたときのために「替え用の洋服」や「汗ふきタオル」などがあるとさらに便利です。
マスク
アレルギー体質の方はとくに「マスクの着用」がマストといえます。
故人がマメに掃除をする方であったとしても、亡くなってから月日が経っている家の中にはホコリなどのハウスダストが充満しています。遺品整理の最中にハウスダストを吸い込んでしまってアレルギーを発症したり、喘息の症状を悪化させたりというリスクもあります。
このような問題を回避するために、マスクを装着して作業を行うようにしましょう。そして、汚れがひどい場合には、ホコリが舞い散ることもあるため目を保護するゴーグルがあるとさらに安心です。
軍手
故人が暮らしていた住宅や所有していた物件が不衛生である場合や、手に怪我を負って危険性があるような物品が多いときには必ず「軍手」を装着して作業をするようにしましょう。
遺品のなかには大型の家具や重い電化製品などもあり、運び出したり、トラックに積み込んだりという作業もあるため、「滑り止めが付いた軍手」を用意しておくようにしましょう。
スリッパ
遺品整理が必要になる場所は故人が生前暮らしていた住居だけではありません。故人が別荘など、ほかにも物件を保有しているようなときには、そちらにある遺品も整理する必要があるのです。
長いあいだ放置されていた空間にはホコリやゴミがたくさん溜まっているので、素足で歩くのは危険です。そのため、土足厳禁の物件であれば「スリッパ」を持参すると便利です。簡単に脱げてしまうようなスリッパよりも、滑り止めやかかとが付いている上履きを準備するのがおすすめです。
安全靴
さきにご紹介したような洋服やアイテムのほか、さらに準備しておくと便利なものが「安全靴」です。
自分たちで遺品整理を行うときには、大きくて重い家具や家電製品を運ぶ作業も多くなるでしょう。このようなときに誤って足に物が落下して大怪我を負ってしまう危険性もあることから、重い家具や家電製品を運ぶようなときには安全靴を履いて作業を行うようにしましょう。
まとめ
上記に挙げたような遺品整理をスムーズに進めるための服装を揃えておくと、汚れを気にすることなく遺品整理に集中することができます。準備しておきた服装は何よりも健康被害に陥らないために重要なポイントになりますし、簡単に用意できるものばかりなので遺品整理前にしっかり揃えておきましょう。