遺品整理サービスの基本料金にほかに「追加料金がかかるときの例」
遺品整理サービスの料金に関してトラブルになりやすいのが、「見積もり」と「実際の支払い料金」が全く違ったという料金関係の問題です。
見積もりを作成して正式に契約をしたあとは追加料金が発生しない業者に依頼することが一番ですが、万が一に備えて「基本料金に追加料金がかかるときの例」を抑えておきましょう。
例1.エレベーター・階段割増料
マンションやアパートに故人が暮らしていた場所に、部屋が上階にあるようなときには「割増量」がかかることがあります。
遺品整理業者によって追加料金に違いはありますが、エレベーターの場合は5階ごとに10,000円プラス、階段の場合は1階ごとに10,000円プラスの割増量がかかることがあります。
エレベーターや階段の割増料は訪問見積もり時点で追加になることが分かっているため、見積もり料金に事前に含まれることが多いようです。
例2.出張費用
遺品整理をする地域(郊外や他県など)によっては、基本料金に「出張費」がかかります。作業を担当するスタッフの人数や、不要品などを運び出すための運搬用のトラックの台数などによって出張費用が異なります。
例3.積み込み費用
運搬用のトラックを住宅から少し離れたところに駐車しなければならないようなときには、不用品の運び出しや積み込み作業に時間がかかります。
そのため、基本料金にプラスして「積み込み費用」が別途かかるケースがあります。事前に現場の状況を業者スタッフが確認をしていますが、万が一作業当日に予定とは違った場所に駐車せざるを得ないときには別途追加料金がかかる可能性があります。
例4.作業時間の延長
当初予定していたよりも細かな遺品が多く「作業時間を延長になった」場合には、延長分の追加料金がかかる場合があります。
階段やエレベーターで運び出せると思っていた大型家具が、解体しないと運び出せないと分かったときには作業時間が長くなるため延長料金が追加される可能性があるのです。しかし、きちんと事前に訪問見積もりをするような業者であれば、このような予期せぬ事態は未然に回避できますし、追加費用が発生する可能性を事前に伝えてくれるはずです。
例5.夜間料金
昼間は仕事をしているから作業当時に立会いができないという方は、夜間対応の遺品整理サービスを利用することもあるでしょう。遺品整理業者によっては夜間サービスを受付していることがありますが、その場合は基本料金のほかに「夜間料金」が追加でかかります。
まとめ
今回ご紹介している例のほかにも、追加料金が発生する要素はいくつもあります。見積書を作成してもらった段階で、これまでに業者が経験した追加料金が発生した事例を確認してみましょう。
そして、遺品整理サービスの料金に関しては何よりも「追加料金を丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが大切」であることを覚えておきましょう。
お客さまを第一に考えている遺品整理業者であれば、追加料金が発生しそうな可能性が少しでもあるときには、その理由について丁寧に詳しく説明してくれるでしょう。
遺品整理サービスを依頼する業者選びをする際には、以下のポイントをぜひ抑えておいてください。
◎見積書に書いてある料金以外は請求しない業者を選ぶ!
◎追加請求の可能性があれば事前に説明してくれる業者を選ぶ!
◎追加料金が発生しそうな箇所を指摘してくれる業者を選ぶ!
◎見積料金の上限があってそれ以上の請求はない業者を選ぶ!