遺品整理BIZ

遺品整理業者とトラブルになりやすい3つの事例や防止策ついて

故人の遺品を整理するにあたり、「業者に依頼をしたのが間違いだった・・・」と後悔することがないように、事前に業者とトラブルになりやすい事例に備えて防止策を考えておくと安心です。

遺品整理業者とのあいだに多いトラブルには高額見積もりや不法投棄といった問題がありますが、そのほかにも「立会いに関するトラブル」や「不用品回収業者とのトラブル」、「営業に関するトラブル」など、さまざまな事例が存在します。

そこで今回は、このようなトラブルに巻き込まれないため、そして業者選びに失敗しないためにも役に立ちそうなトラブル防止策についてご紹介します。

 

<対策>遺品整理当日は立会いが基本!

遠くに暮らしている遺族が遺品整理のために何度も故人宅に足を運ぶことは容易なことではありません。そのため、四十九日や一周忌、三回忌、七回忌などの法要に合わせて遺品整理を業者に依頼することがあります。

「遺品整理当日は立会いが基本」です。通常の遺品整理はほとんどの作業を業者が行いますが、依頼者である遺族は「立会い」をして作業のようすを見守ることができます。

しかし中には、「立会いは作業前後だけでOK」、「委任状や鍵を預けていれば立会い不要」としている業者もあります。

こういった業者が一概に悪いというわけではありませんが、立会いをしないことで「残したいものが処分されてしまうリスク」や「思っていたよりも作業内容が雑であるといったリスク」は捨てきれません。

依頼者側の都合でどうしても立ち会えないといったときには、自己責任のもと依頼をするようになりますが、何も要求していないのに「立会いは必要ない」といってくる業者には要注意です。

 

<対策>不用品回収業者は遺品整理業者ではない!

「不用品回収業者」と「遺品整理業者」は別物だと思っておきましょう。

遺品整理業者が提供している遺品整理サービスを、不用品回収業者が同じように作業できるかといったら決してそうではないからです。不用品回収業者が取扱う品は、遺品のような処分をためらうものに限りません。捨てることに全くためらいがない不用品も回収して処分をします。そのため、不用品回収業者の作業はとても雑になる可能性が高いのです。

業者の雑さが原因で自宅周りが汚れたり、ご近所に騒音やゴミの散らかりで迷惑をかけたりすることもあります。そして何よりも、故人が遺した遺品を粗末に扱われることに抵抗があるというときには、不用品回収業者に依頼するよりもご自身で処分なされたほうが良いでしょう。

中には、遺品整理業者に不用品の回収を頼むよりも、不用品回収業者を利用したほうが費用を安く抑えられるといった理由から不用品回収業者に回収作業を依頼することがあります。しかし、経済的なメリットがある反面、不用品回収業者に依頼して起こるデメリットも決して忘れてはならないのです。

 

<対策>強引な営業トークに要注意!

一見愛想がよく見える業者の担当スタッフですが、よくよく話を聞いていると強引にオプションサービスを追加させようとしたり、必要のないリフォームまで薦めてきたりすることがあります。

業者からの提案として話を聞くことはできますが、こちらが拒否し難色を示しているにも関わらずしつこく営業してくるようであれば注意が必要です。遺族の気持ちを考慮して打ち合わせを進めるような優良業者であれば決してこのような無理強いはしませんし、何よりその場の雰囲気や状況を瞬時に把握して適切な判断のもと的確なアドバイスをしてくれるはずです。

業者からの提案を一度聞いてみるのも良いですが、今すぐに必要なことでない限り即決で契約を交わしたり、オプションを追加したりすることは極力控えましょう。そして、しつこい営業トークには特に注意をして、必要ではないと判断すればその場ではっきりと断るようにしましょう。

 

 


まとめ

今回ご紹介したような業者とのトラブルは比較的多く発生している事例ばかりですので、とくに注意が必要です。健全に遺族の立場で物事を考え進められる優良業者も多いのですが、残念ながらなかにはこういった悪質なことをしている業者がいることも確かです。

故人が遺した遺品を後悔することなくきちんと整理するためには、ここで取り上げたようなトラブルに目を背けることなく適切な対策を行うことがとても大事なことなのです。