遺品整理業者のなかには「遺品買取サービス」を取扱っていることがあります。遺品整理をしたときに仕分けして処分すると判断したものの中には、場合によっては買取りしてもらえることもあることから効果的にこのようなサービスを活用したいものです。
しかし、ただ単に遺品整理業者の遺品買取サービスが良いというわけではなく、場合によってはデメリットになることもあるので注意しましょう。
そこで今回は、遺品整理業者の遺品買取サービスを利用するにあたり「リスク」になりそうなことについていくつかご紹介します。
目次
遺品整理業者の遺品買取サービス
遺品整理をするのと同時に「遺品買取サービス」を利用することで効率がよくなりますし、早ければ半日から1日ほどで遺品整理に関するすべての作業を完了できる場合があります。遺品整理と遺品買取を同時に行うには、遺品整理業者に依頼することが近道のような感じがしますが、状況によってはメリットのほかにも「リスク」が生じる場合もあることを覚えておきましょう。
以下は、「遺品整理業者の遺品買取サービスを利用するリスクについて」についてです。
リスク① 高額買取は期待できない!?
遺品整理業者が取り扱うサービスのメインは、遺品整理です。そのため、買取業務に関しては知識や経験が乏しく「高額買取は期待できない」と考えておいたほうがいいでしょう。遺品を粗末に扱われることは避けたいですし、適切な方法を用いて買取りしてもらえることが遺品買取を後悔しないためには重要なことなのです。
リスク② 大きな遺品はさらに買取価格が下がる!?
「大きな遺品はさらに買取価格が下がる」理由、それは買取専門業者に運び出すための「運搬費用が差し引かれている」ためです。
遺品整理業者が回収した遺品は、古物商免許をもつ買取専門店に運ばれるのが一般的です。そのため、遺品整理業者は買取専門店まで遺品を運ぶための運搬費用を買取価格から差し引いていることがあります。買取査定価格から運搬費用が差し引かれているため、結果的に遺族や依頼主の手元に残る買取価格は下がってしまう可能性が高くなるのです。
どこに遺品買取の依頼をしたら良いのか?
遺品整理業者の遺品買取サービスを利用するリスクを踏まえたうえで、結局のところ「どこに遺品買取の依頼をしたら良いのか」という点が気になるところです。
遺品整理業者の買取サービスを利用する場合の例
買取価格にこだわらない方や、効率の良さを重視する方には、遺品整理業者の遺品買取サービス利用をおすすめします。遺品整理業者に依頼をすることで遺品整理と同時に、遺品買取もお願いすることができるため時間に制限がある場合にも効率の良さが引き立ちます。
遺品買取業者を利用する場合の例
買取価格を重視する方や自分たちで運搬作業ができる方には、遺品買取業者の利用をおすすめします。
買取を専門に行っていることから適正な買取価格が見込めますし、複数社に査定依頼を依頼して最も買取価格が高額になった業者を選ぶこともできます。店頭買取などの場合は自分たちで遺品を運び出さなければなりませんが、時間的な余裕がある場合にはそれほどマイナスなポイントにはなりません。
まとめ
遺品買取に関しては、買取りをするための資格を有した業者に買取りや引取りをしてもらうようになります。遺品整理業者のなかにも遺品買取を請け負っている業者がありますが、今回ご紹介したようにいくつかリスクとなることも理解したうえでご利用いただくことをおすすめします。
このことからも、買取りをした遺品がどこに運ばれて、どのように再利用されるのかといったこともきちんと確認したうえで遺品買取をしてもらうのが、最も安心してサービスを利用いただけるポイントになるのではないでしょうか。